素因減額

近年、保険会社は、交通事故訴訟において、「素因減額」を主張することが増えています。素因とは被害者の心因的素因と体質的素因を意味します。素因減額とは、加害行為と損害との間に因果関係があり、被害者の心因的要因、体質的要因が損害の拡大に寄与した場合、損害の全額を加害者に負担させるのは公平でないときに、素因を考慮して損害を算定するというものです。 私は、素因減額を主たる争点とする事件で訴訟で争い、高額で和解した事案を担当したことがあります。 この事件は、妻を助手席に乗せて夫が帰宅途中加害者に追突されて妻が外傷性頸髄損傷の傷害を受け、400日近い入院加療とさらに長期の通院加療を受けたが結局ベッドで寝たきりの生活になってしまったというものです。 保険会社は訴訟で、妻は事故前病気で手術を受けておりその術後の影響と本件事故の衝撃が相まって本件事故以前からの症状が悪化したものであるとしてこうした素因があるので、損害額の7割は妻の負担で加害者には損害額の3割しか責任がないと主張しました。私は妻は事故の日まで会社で働き、家事もやり至極元気であったので、素因減額が仮にあるとしても1割か2割程度に過ぎないと主張し、主治医の意見書を出すなどの立証をしました。裁判所の和解案は素因減額を3割とするもので、これで和解しました。  

当事務所が過去に解決した事例の一部を紹介します。

①裁判の結果9700万円で和解成立 ②示談交渉の結果6200万円で成立 ③示談交渉の結果592万8199円で成立 ④示談交渉の結果916万2666円で成立 ⑤示談交渉の結果312万9691円で成立 ⑥保険会社の提示額より323万8700円増加(6.21倍) ⑦保険会社の提示額より347万4900円増額(5.84倍) ⑧保険会社の提示額より441万3334円増額(5.91倍) ⑨保険会社の提示額より150万円増額(5.0倍) 詳しくは解決事例ページをご覧ください

交通事故の判例の判例のご紹介。

  ①脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)に関する判例のご紹介 詳しくは判例紹介ページをご覧ください  

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