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妻の代理人となり、夫の不貞の相手方から交渉で300万円を獲得した事例

妻の代理人となり、夫の不貞の相手方から交渉で300万円を獲得した事例

1、事件の依頼

結婚5年弱、子どもが産まれて間もなく夫の不貞が発覚した後、離婚はせずに不貞を止めさせ、不貞相手にのみ慰謝料請求をしたいと、当事務所にご相談に来られた。

2、当事務所の活動

妻は夫と離婚する意思はなかったので、不貞相手にのみ慰謝料請求をし、夫から離婚等の申し出があれば別途対応することとして、まずもって不貞相手に300万円を請求する内容証明を送付した。

3、慰謝料の支払い

内容証明は、10日以内に慰謝料の支払いがなければ、訴訟を提起することを通告する内容であったところ、10日目に不貞相手から300万円の支払があった。また、夫に対しても、不貞相手から別れたい旨の連絡があったとのことであった。

4、本事例における所感

離婚をせずに慰謝料請求する場合、裁判例では慰謝料は低く見積もられ、その相場は50万円から150万円と言われている。したがって、今回の事例でも、300万円の請求をしても、交渉で一定程度譲歩し、妥当な金額で示談とするか、あるいは交渉が決裂すれば訴訟もやむを得ず、その場合は金額が下がっても仕方がないと考えていた。しかし、何らの交渉もなく、いきなり300万円の支払いがあったので、当職らとしても、驚いたというのが正直な感想である。相手方がどういう思いで支払いをしたかは結局分からずじまいであったが、交渉によってストレスを感じるくらいなら支払って終わらせようと考えたのだと思われる。何らの交渉もなくいきなり請求額全額の支払いをするというのは、今後もあまり多くないケースとは思われるが、離婚せずに慰謝料請求した場合の事例としては、依頼者が得た経済的利益は大きかったといえ、また結果的に不貞を終わらせることもできたのであれば、依頼者の満足にはつながったものと思われる。    

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